この度、琉球弧のメンバーである沖永良部島で、廃棄されるジャガイモを使った食べても大丈夫な粘土を開発するプロジェクトが立ち上がりました!このプロジェクトを立ち上げたのは、すでに沖永良部島にある食べ物を使って、完全無添加・手作りクレヨンの開発をしている「えらぶ色クレヨンプロジェクト」代表の宮澤夕加里さん。捨てられるジャガイモがもったいなさすぎて、でんぷんを取って粘土を作ろうということになったそうです。今、ジャガイモ粘土を作るのに必要な資金をクラウドファンディングしています。その支援のリターンとして、今年3月に開発した「えらぶ色クレヨン」がもらえます!
浮島ガーデンに来てくれたお子さんたちにクレヨンで遊んでもらったところ、子供以上にママさんたちが大喜び。小さな子供が安心して遊べるねとか、地元の色を使っていること、布に描いてアイロンをかけると洗っても落ちないことなど、いいねいいねが止まりませんでした。そして今回の粘土の開発も、もったいないを無くす取り組みが素晴らしい、応援したいと、熱い声援が飛びかっていました!
宮澤さんはクラウドファンディングの呼びかけ...でこんなふうに綴っています。「捨てられてしまうもの、身近すぎて埋もれてしまっているものに新たな価値を吹き込み、魅力ある商品に生まれ変わらせたい!!という思いです。そして商品を通して多くの人に、島の自然の魅力にふれてもらいたい。 それが力を貸してくださる方々への恩返しになると思っています。」
グッと来た方、シェアしていただき、資金協力もどうぞお願いいたします!
クレヨンのサンプルが浮島ガーデンに置いてありますので、お絵かきして遊んでくださいね〜
ジャガイモ粘土クラウドファンディング
https://camp-fire.jp/projects/view/301339
下記、クラウドファンディングの呼びかけ、抜粋です。
ジャガイモの表面に斑点ができてしまう「そうか病」や奇形、傷ありなど…「規格外」と判断されれば、食べられるけれど売れない「食品ロス」になってしまいます。
その一部は島内の学校給食で利用されていますが、多くがそのまま廃棄処分されてしまっています。
大きな加工所があれば加工食品に変えて販売できるのですが、現在、島にはそのような施設はありません。
「なんてもったいない!!」
もちろん農家さんも分かってはいますが、農業は忙しい仕事です。日々変化する天候や市場価格とのにらめっこ。加工品にまで手を広げるような時間はないのです。
「それならば、私たちが食品ロスを活用して商品を作れないか…」
そうして生まれたアイデアが【ジャガイモねんど】だったのです!
主原料となる「でんぷん」は、学校給食などに使われているB品ジャガイモからも、それ以下のC品からも抽出することができるため、食品ロスの削減につなげることができます。
また、出荷できない「規格外」のジャガイモを一定量買い取ることができるようになれば、農家さんにもキャッシュバックが入ることになります。
微力ではありますが、私たちなりのアプローチで島の産業を応援することが本プロジェクトの目標なのです。
これまでに顔料作りに挑戦した素材は20種類を超えます。
(実験はこれからも続きますが)失敗を繰り返し、さまざまなレシピを試し、沖縄へ視察にも行き、ようやく成功した8色(赤土、シマ桑、コーヒー、島みかん、イカ墨、琉球藍、ヤシの実、マンゴー)をラインナップして、
今年3月、ついに島の素材から生まれた完全無添加・手作りクレヨン《えらぶ色クレヨン》の商品化にこぎつけることができたのです!