2011年3月11日、私は東京にいました。地震発生時目の前の高層のビルがグワングワンとしなっているのを見て恐怖を覚えました。電車は止まり、家路までの30kmを歩いて帰ろうと、多くの帰宅難民者達と一緒に国道を歩きました。途中コンビニで、チョコバーと水、ライターを手に入れこれで何日かは生きることができる、それまでに家族と合流しなくてはと考えていました。大変な事態が起きた事はまだニュースを見ていない私にも容易にわかりました。
なんとか帰宅する事ができ、家族の無事を確認して安心していたら、福島の原子力発電所が爆発したニュースが流れました。

あれから私達は生きる道を自分達で選択し、沖縄の地にたどり着き飲食店を営んでいます。
【安心で楽しい食事】...
子供達にも喜んで食べて欲しい、お母さん達に安心してもらいたい。
美味しい料理を安心して楽しんで食べて欲しいと沖縄に来て9年。屋台で5年、お店ができて今年で4年になります。
沖縄の地にたどり着く事ができて本当によかった。沢山の優しい心にふれて幸せで楽しいです。
移住当時、蒔いた種も世代を繋いでいまも元気に庭に生えています。
私達のこころもようやく花をつける頃でしょうか。その時を楽しみに今日もお店をあけさせていただきます。
いつもありがとうございます。