【瑞泉門と右掖門の塗り直し】
現在、首里城公園では、瑞泉門と右掖門の改修工事を行っております。
瑞泉門は平成4年、右掖門は平成12年に復元されました。「赤い城」として知られている首里城の建物には天然の漆が塗られ、いわば「漆工芸の作品」であり、それを守り続けるため適切な塗り直しを行う必要があります。
...復元から今日までの長い期間に、沖縄の強い日差しや激しい風雨にさらされ壁面等の塗装に劣化が見られるため、このたび瑞泉門と右掖門の櫓や扉、扁額等の漆の塗り直し作業を実施いたします。
現在の作業状況は、元の赤い塗装を落とす旧塗装掻き落としを行い、経年によるひび割れ箇所を埋める埋木の作業を行っております。塗装を剥がした木の表面はまだまだきれいな状態でした。塗装により木材が守られていることが分かります。
作業期間中は足場やシートを設置することで門が一部見えにくくなり、ご来園のお客様にはご迷惑をおかけすることになりますが、首里城の「赤」を守り、次世代に大切な文化遺産を守り継いでいくための作業となります。ご理解とご協力をお願いいたします。
※瑞泉門及び右掖門は通常どおり通ることできますので、ゆっくりとご見学をお楽しみください。