2021.04.12
【新米ママ・子育て中のお母さまヘ】 保育園について知っておきたいこと① ~認可・認可外保育園って?~
あおいそら保育園 園長 小竹と申します。
この記事をお読みになっておられるのは
これからお子様を保育園に預けようとお考えになられている、ママさん、パパさん
だと思います。
特に第1子のお子様の場合、初めての育児にてんてこ舞いで周囲の先輩ママさんやママ友に聞いても
不安がいっぱいだと思います。
ささやかではありますが、そんな新米の親御さんのためになればと思い、この記事をご参考にしていただけると幸いです。
認可?認可外?の違いについて
認可保育園とは
児童福祉法に定められたある一定の基準を満たし、都道府県知事から認可されている保育園のことです。
正式には保育園は「保育所」という名前であり、こちらが一般的に「認可保育園」と呼ばれています。
そのため、認可保育園は国や自治体から運営費の支給を受けて運営されています。
また認可保育園は子供たちの人数に対して、保育士の人数や、施設の広さ、設備などが法律によって決められています。
子どもが入園できるかどうかは自治体の選考により、選考基準はどれだけ保育を必要としているか=保育指数という点数で計算されます。
対象年齢は0歳から小学校入学前までの乳幼児を受け入れ対象としており、厚生労働省管轄の「児童福祉施設」となります。
認可外保育園(無認可保育園)とは
上記の認可保育園”以外”の保育園になります。
認可保育園に比べて受け入れ基準が緩く設けられている保育施設のことを言い、一般的に無認可保育園と呼ばれることもあるようです。
企業が従業員向けに設置した企業主導型保育園も、認可外保育園です。
認可外保育園は、保育料やサービス内容を自由に設定できるというメリットがあり、認可基準を満たしていても独自の教育方法のためにあえて認可外としている、という施設もあります。
昨今はお子さんの教育に関しても親御さんの教育方針は様々ですので保護者の多様化するニーズに応えている施設が沖縄県内にも多数あります。
沖縄県内の場合、土地柄なのか英会話に力を入れている保育園が多数あるように見受けられます。
どっちがいいの?保育園の品質問題
上記のお話から国の基準を満たしている認可保育園>認可外保育園なのでは!?と思われる方もいらっしゃると思いますが
認可外保育園が危険というわけではありません。上記にもさらっと記述しましたが認可外保育園は園独自の特色が出しやすくなります。
より子どもたちの成長につながるような理想の教育環境を整えるために認可外を選んでいる保育園もあります。
また認可外保育園は直接入園を申し込むので、入園先を選ぶことができるのも特徴です。
認可保育園は自治体の選考により入所がきまります。そのため、お住まいの地域から離れたところの保育園となることもあります。
認可外保育園では延長保育の時間が長いことも特徴のひとつ。両親ともにフルタイムで共働きという場合、預かり時間と入園先を選べることから、認可外保育園の方が人気のようです。
よく「保育の質」という言葉が使われますが、「認可保育園」であれば、子ども1人あたりの保育士の数や、保育室の面積など、国の定める最低基準の「保育の質」は保証されています。
逆に言えば、「最低基準を保証している」だけで、「認可保育園=質が高い」とは言い切れません。ただ、補助金が出ていない分、無認可保育園の保育料は高額になりがちです。
大事なお子さんの教育に関係してくる部分ですので保育園選びは慎重に越したことはありません。
認可保育園・認可外保育園の保育料金の違い
認可保育園の場合
所得や子どもの年齢などによって決まる
自治会からの補助金があるため、保護者の保育料の負担が軽いことが多い
認可外保育園の保育料
世帯年収等は関係なく各保育園で定めた金額
自治会からの補助金がないため、保護者の保育料の負担が高めのところが多い
一例になりますが、沖縄県内の認可保育園の保育料が月額「35,000~55,000円」ほどで、、認可外保育園の保育料は月額「40,000~70,000円」ほどが相場料金となっています。
ご自身の家庭の保育料金が気になる方はこちらを利用してみてください!↓↓
保育料シュミレーション(沖縄市のポータルサイトOKIIKU)
認可保育園の方が安そうですが、幼児教育無償化制度によって親御さんたちの負担も大分軽減されています!!(都道府県知事の認定を受けている認可外保育園も含まれます)
2019年10月から、幼児教育の無償化制度で幼稚園・保育所などを利用する3~5歳児は保育施設の利用料が無償化されています。また、住民税非課税世帯については0~2歳の保育料も無償化となります。
・認可保育園の場合
すべての施設利用料が無償化
・認可外保育施設の場合
月3.7万円まで無償
・幼稚園の場合
月2.57万円まで無償
ただし、無償化されるのは”利用料”だけです!入園料や給食費、行事費などは別途必要なので注意が必要です。
それでも、合計の金額を考えると、おおむね認可保育園のほうが安いといえます。ただし、自治体によっては独自の基準を設定して補助していたり、認可保育料との差額を援助してくれたりするところもあります。
逆に、独自の教育システムや設備によって教育面の充実をしている園を選んだ場合などは、その分保育料が高くなりがちです。
また、お住まいの地域にもよりますが、認可保育園・認可外保育園の保育料にそれほど違いがないところもあるようです。
保育園はいつから入れるか?
親御さんによっては「1歳になるまでは・・・・」「第一子はある程度大きくなるまでは一緒にいたい」と思われる方も多数いらっしゃると思います。
保育園は認可も認可外も毎月初めには受け入れできますが
あくまでも保育園側に空きがあればの話です。
実際にお住いの地域の保育園によっては保育士の数や入園希望する園児の数によって第一希望の保育園に入れられないことがあります。
認可保育園の場合は親御さんが共働きか(フルタイム勤務なのか)、家庭の状況なども認可保育園に入れるかどうかの判断基準にもなりますので、十分な情報収集が必要です。
地域の保育課などから定期的に保育園の空き情報なども発信されているのでそちらも活用してみてください!!
早い方だと1年前から情報収集している方もいますので備えておきましょう!
また、認可外保育園の空き状況も認可保育園の状況に左右されることが多いので
第二、第三希望の保育園になることも加味して調べておくのが◎!!
今回は認可、認可外保育園の特徴などをご紹介させていただきました。
子育ての参考にしていただけると幸いです。