「復興展示室」オープン
首里城御内原エリアに、令和2年10月31日「復興展示室」がオープンしました。
展示室へ足を踏み入れると、火災前まで首里城正殿の屋根から睨みをきかせていた獅子瓦と目が合うでしょう。ここでは、獅子瓦をはじめ、首里城正殿を彩っていた小龍柱や獅子、石高覧等の石彫刻の残存物を展示しています。ばらばらになってしまった姿は火災の凄まじさを物語っていますが、同時に今までは間近で見ることが叶わなかった石彫刻や瓦の細部を一部ではありますが、ご覧いただけるかと思います。
5台設置されたデジタルサイネージでは、それぞれ「首里城正殿:琉球王国の美の結晶」「首里城正殿:瓦と漆塗装」「首里城正殿の美:彫刻・漆工芸」「正殿の火災について」「復興の様子」を画像や動画を交えながらご紹介しています。平成の復元時に正殿の彫刻を作成しているところや瓦を葺いているところ、龍頭棟飾りを設置している様子等、たくさんの職人や技術者が正殿を造り上げていた姿を目にすることができるでしょう。...
奉神門の北側に残った瓦を使って、再び葺いた瓦も展示しています。沖縄の青い空に映えている赤瓦の色や形を近くで堪能する機会になると思います。また過去の展示図録・写真等の書籍やミュージアムグッズもそろえたショップも併設しています。ぜひ復興展示室へ足をお運び下さい。