「首里城めぐり」No.14 御庭(うなー)
御庭(うなー)は首里城の中心部で、奉神門(西側)をくぐると正面(東側)が「正殿」、向かって右(南側)が「南殿・番所(なんでん・ばんどころ)」、左(北側)が「北殿(ほくでん)」となっており、これらの建物に囲まれた中庭広場のことです。
御庭では、年間を通じて様々な儀式が行われました。...
広さは東西約40メートル、南北約44メートルで、中央を「浮道(うきみち)」と呼ばれる磚(せん。敷き瓦)が敷かれた通路が正殿に向かってまっすぐ伸びています。当時、浮道を通ることが許されたのは、国王や中国皇帝の使者である冊封使(さっぽうし)等、限られた人だけでした。
浮道の左右には、色違いの磚が帯状に敷かれていますが、この色違いの列は、儀式の際に諸官が位の順に立ち並ぶ目印の役割を持っていました。
お越しの際は浮道や磚に立ち、往時の様子を思い浮かべてお楽しみください。
皆様のご来場をお待ちしております。