2019.12.02
・Bird Land -made in okin...
・Bird Land -made in okinawa- ・RAYON PANTHER SHIRT ・TURQUOISE ・S,M,L ・\17,800+tax 遂に、オリジナルのシャツがS,M,Lで入荷しました。 お知らせした通り、まずはヒョウ柄から入荷です。 (他のモデルも順次入荷します) 肌触りが良い、薄手のレーヨン素材を使っています。 サラッとしていて汗をかいても肌に張り付かない生地で、一年を通して高温多湿の沖縄にはぴったりだと思います。 冬服の買い物でも「夏も使えるかな?」と服選びをする沖縄県人的感覚も意識しました。 カラー深いブルー系で、エメラルドグリーンのようにも見えます。 色物でも黒地のヒョウ柄とダークトーンどうしの組み合わせですので、思った以上に落ち着いた印象になります。 色名はターコイズと表記しておきます。 サイズスペックも画像載せておきます。 SとMで着丈、袖丈が同じなのは、普段、接客していて感じた点で、 着る人の体系を考えこのような設定しました。 他は知りませんが、少なからず沖縄の人たちには合うように作っています。 細めのシルエットの部類に入るかとは思いますが、着やすくて、かつ痩せて見えるシルエットになりました。 痩せて見えることは意識していなかったので、この点はなぜそうなのかは分かりません。 バックにはサイドのアクションプリーツで+2cm運動量を確保しています。 価格については、上記となりましたが、ものすごく悩みました。 原価率の法則的には25,000円付けないと継続していけないのですが、 根本が東京の季節感に合わせるのではなく、我々が過ごす沖縄の環境に合わせた 服作りがテーマですので、気候だけではなく、価格帯も重要になってきます。 手の届かない価格では面白くないのですが、しかし、同時に続けられる価格でなければやる意味もありません。 そして、「Made in Okinawa」がテーマでもあります。つまりはMADE IN JAPAN。 安くはありません。安く作るつもりで始めたわけでもありません。 3万近いブランド物のシャツと比較しても、勝るとも劣らないクオリティです。自信があります。 誰かが無理(損)をしていては歪が生じるだけです。続きません。 それでも安くはない価格帯かもしれませんが、利益率は悪いです。 セレクトショップ系は取り扱いブランドが県内でバッティングしないという付加価値もある分、 ブランドからの仕入れ商品の利益率も悪い業界です。 今のところ、それより利益率は悪いです。 作ってみて分かった経費を下記に書きます。 (計算してみてブランド側もあまり利益がないと知りました。) S,M,Lとサイズごとに、〇万円発生します。 一度作れば、ずっと使えるので、大量に作れば相殺できます。 デザインやサイズ感を変えるごとに発生しますので 季節や流行、傾向を見ながらいつかは変えなければいけません。 うちのように一店舗で少数しか販売しない場合は高くつきます。 一反(※)ごとに購入すれば色々コストは吸収できますが、数が少ない場合は生地代自体が アップチャージあるのとカット代金(数千円)発生します。 少量であればあるほどコスト高。長物なので送料も4千円くらい。 にも関わらず良い生地を小ロットで買いました。 (※)一反は物にもよりますが、だいたい50m前後 裁断から縫製まで掛かる工賃です。 工場で大量生産であれば抑えられるかもしれませんが、一桁枚数しか作れないうちは相手にしてもらえません。 うちはテーラーと呼ばれる、スーツ作りの職人さんに全て(型紙、裁断、縫製) をお願いしています。 前回、書きましたが、芯材を多用したり、ステッチ追加等、手間を掛けています。 そのうえ小ロットなので工賃がかかります。 長袖なので半袖よりも工賃上がります。 が、私も物作りをしていますので、工賃を値切られるのがものすごい嫌です。 なので、しっかり取ってもらってます。(それでも少し融通してくれたようです、、、) 縫製を習った私の先生でもありますし、距離の近い関係です。 小ロットのお願いなど小回りも効きますし、いろいろ服の勉強させてもらえるという利点も多いです。 ・ボタン、ブランド織ネーム、サイズネームタグ、洗濯表示品質表示タグ、プライス下げタグ、が全部別々で発注。 そして、その都度、送料も。 実際に作りはじめてみないと、意識しなかった副資材も作らなければなりませんでした。 一着あたりの換算だと数百円となり、安く感じますが、ロットがあります。 特にブランド織ネームはロットもあった分、〇万円と高かったです。 ボタンもプラスチックは嫌だったので、少し値が張る、貝ボタンやヤシの木のボタンなど、 大きさごとに百個単位の注文なので、地味に掛かりました。 あとは洗濯品質表示タグを、レーヨン、コットン、ポリエスエル等、シャツの素材別に作らなければなりません。 あとは、打ち合わせで店を外したり、生地を持って行ったり(文字制限のためコメントへ↓続く)