或る日。
1人の御老人が
フラっとTESIOに現れる。
自慢のソーセージには目もくれず、
キョロキョロと店内ばかり見渡し、 「嗚呼!懐かしや!
私は嘗て、此処で働ゐてゐた!」
と叫んだ。 しばし静寂の後、
「聞こうか」と
奥に通し、2人腰を下ろした。 「青年。ここは40年以上前、
アメリカの将校たちが、
ゴーゴーやジルバを愉しむクラブだった。
私は彼らにウィスキーなど注いだ。
建物には、当時埋められた
「隠された地下」が在る。
嘘ではない。私はそこでよく呑んだ」 そんな事を、この突然現れた爺さんは
しわがれたまぶたに
街が最も良かった当時を描きながら
それはウットリとのたまうので、 以来
ボクの中の「浪漫」が激しくうずいて、
暇があればスタッフに
「なぁ。あるんだって。掘ろうぜ。良いだろ」
と口説いたものであるが
一向に許可が下りる気配はなかった。
此の度です。
「絶対無理。絶対やめた方が良いです」と、
非難とも取れる忠告を振り切り、
敢えて彼らの居ない定休日に
街づくり会社
「コザ総動舎」の兄貴達の協力の下、
ここじゃねぇかと目星のついた箇所を
ドリルでほじくってみました。
結果。
本当に、部屋がある。
どうしよう。
冷静、が我が身を襲う。
誰彼に構わずこれを見せたい。
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