スモーク、している。
からくりはこうだ。
チップをくすぶらせると
じわじわ絶え間なく立ち昇る煙。
樹脂成分をまとって
ソーセージの肌を撫ぜてゆく。
燻しに火を焚く訳だから
当然そこには熱が伴う。
乾燥状態に長時間晒され、
乾いた腸が張りを以てやがて照りを放ち
それがパキッ、と
あの小気味良い食感を生む。
つまり、
燻製しないソーセージは
パキッとしません。
煙要らずで乾燥の工程がなく、
湿った熱でじっくり加熱して仕立てるから。
そこにはしないなりの良さがある。
煙が薫らないゆえに
素材、お肉の味わいが
ダイレクトに感じられる。
後付けの風味がない事で
際立つ個性、それこそ
ノンスモーク、の真骨頂。
弾ける食感ばかりが
ソーセージではないよ。
先輩方にはそう教わって参りましたが。
オ、オレは。
白いのもパキッとさせたい。
出来ると思う。や、どうだろ。
まぁとにかく物は試し。
納得行く様にやってみよう、と云う事で、
工程上の時間や温度を
足したり引いたりデータをまさぐりながら、
細かに整え、或いは乱し、
思い当たる悉く試して参りましたが
どれもこれも不思議と上手くいかず、
おっかしいな理屈はこうじゃないのか
あれー、あれーとやってる内に、
スモークハウスがぶっ壊れました。
ははは。神さま。お戯れを。
ここまで聞くと
またあの野郎壊しやがったと皆さん呆れて
物語はトホホと呟いて仕舞い、
そう云う事になりますが、
これには続きが御座いまして
ここからが面白い所です。しかし
文字数限界。お時間です。
いちいち言葉が多くて嘆かわしい。
この結末は
TESIOのお客様にとって良いニュースですから、
どうか懲りずに又次回、お付き合い下さい。
飽きもせず、徒然、綴って参ります。
しかし、
ボクはまぁ機械との相性が、悪い。
のび太みたいな絆を持ちたいのに
機嫌を損ねてしまって思い遣られる。
果たして未来に生きてゆけるだろうか。
如何に如何に。
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